9/7(火) 10:30~12:00 13:30~15:00 15:30~17:00 セミナー 約45分 + 質疑応答 約45分
高抗酸化値 <約7~10倍>、現状の植物工場の課題・植物工場の事業化に必要なこと、新たなインフラの役割
植物工場の現場に携わり10年余り、これまで培ってきた植物工場ノウハウをオープンに、ご提供をいたしております。弊社技術を、わかりやすく、公開いたします。
― 植物工場は日本では難しい事業領域、露地農業との比較
― 現状の植物工場野菜は露地野菜より品質が低い
― 家族の健康を預かる主婦のニーズ:主婦目線を活かした商品開発
― 水耕栽培の硝酸塩:約6000~9000(ppm)以上 高濃度の硝酸塩はなぜ問題か?
― 植物生理学に基づいた栽培方法・環境制御とは
- 現状の栽培方法:DFT栽培の問題、NFT栽培の限界
― 現時点ではAI投資は無駄な開発、自動化の限界とは
― 横型システム(日本主流)、縦型(アメリカ主流)、どちらが最適なシステムか?
― 植物工場の事業化には高品質野菜による差別化が必要
― 医療、農福連携、教育:植物工場の新たな役割・社会インフラ
代表取締役 池 祐史久
早稲田大学理工学部建築学科卒。
外資系コンサルティング会社、大手植物工場事業会社等を経て、創業。 一級建築士。
養液システム < D F T:Deep Flow Technique > の課題
養液内のN(窒素)、P(リン)が含まれ、養液層(プランター)と栽培パネルにわずかな隙間から光が入ること、また、栽培パネル:白色発砲のため、発砲パネルも光を透過し、藻類が発生する。藻類は、植物の生育障害を引き起こす原因となる。
また、養液切替を行い、硝酸塩を下げることが困難なシステムである。
・養液層・栽培パネル:発砲製であるが、交差が生じるため、隙間が生じる。
・DFTは、養液層の深さ:約10(cm)になるため、養液量が多く、①養液タンクの容量は大きくなる、②養液層を支えるラック架台の設計値は大きくなる、③養液層は、発砲の上にビニールを敷き詰めているため、実質、洗浄することができない、等の問題が生じる。